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■2007年3月

・3月5日
介護ニュース:「在宅」床ずれ12万人、43%が重症化…学会推計

  • 在宅介護を受けている人の6%が床ずれ=褥瘡(じょくそう)=を患い、全国で少なくとも12万人にのぼると推計されることが、日本褥瘡学会(理事長=森口隆彦・川崎医大教授)の調査で明らかになった。

     床ずれを持つ人のうち6割は、寝たきりで全面介助が必要な患者だった。在宅患者の床ずれの実態が明らかになるのは初めて。介護者も高齢である「老老介護」で十分な介護ができないことが背景とみられ、対策が急務となりそうだ。近く同学会で発表される。

     床ずれは、寝たきりで腰骨やかかと、ひじ、肩の骨周辺の皮膚や筋肉に、体圧がかかるなどして血流が妨げられ、皮膚がただれて組織が壊死(えし)する。重症化すると、皮膚に直径十数センチの穴があくこともあり、感染を招いて敗血症など生命に危険が及ぶ恐れもある。

     自宅で重症の床ずれになり、入院する人が増えていることから、同学会が昨年7月の時点で調査を実施。看護師を派遣する全国約1400の訪問看護ステーションにアンケートし、4分の1の施設が回答した。

     それによると、訪問看護を利用していた7万3000人余のうち、6%の約4200人に床ずれがあった。そのうち43%は、皮膚に穴があくなど専門的治療が必要な重症の状態だった。

     床ずれ患者を5段階の要介護度別にみると、全面的介助が必要で意思の伝達がほとんどできない最重度の要介護5の人が59%を占め、要介護4では22%と、寝たきりかそれに近い人ほど多かった。全国では約200万人が「要介護認定」を受けて在宅で過ごしており、12万人が床ずれを持っている計算になる。

     厚生労働省の調査では、在宅介護を行う介護者の28%を70歳以上が占める。同学会は「老老介護に加え、専門知識を持った医師や看護師の不足などが、床ずれの深刻化を招いた」としている。

(読売新聞) -2007年3月3日

■感想
 老老介護の問題点の一つです。

 私は訪問介護の仕事をしているんですが、利用者さんのご家族、主に介護されているご家族がよく言われます。「私が倒れたらどうしよう・・」。

 ギリギリの状態の中で介護をされている方は多いと訪問介護の現場にいて感じることは多いです。

 「老老介護に加え、専門知識を持った医師や看護師の不足などが、床ずれの深刻化を招いた」と記事にもありますが、私たち、訪問介護に関わる介護者のチェックもとても大切ですね。

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