HOME>介護ニュース>〜2006年7月21日
東京都東大和市の特別養護老人ホーム「さくら苑」(玉川桜子苑長)で一月、男性職員が女性入居者(90)に対し性的な暴言を吐いていたことが、六日までに分かった。 同苑によると、一月二十一日、二人の男性職員が女性の排せつを介助した際、男性職員(30)が性的な行為をしてほしいとの発言をしたという。日ごろから施設の介護に疑問を持っていた女性の家族が室内にテープレコーダーを置き、発覚した。職員はホームヘルパー二級の資格を持ち勤続四年目。女性は認知症の症状があり、寝たきりで言葉も不自由だった。 東大和市の指摘を受け、施設を運営する社会福祉法人多摩大和園は四日、事実を確認し女性の家族に謝罪。五日に緊急理事会を開き、職員を自宅謹慎七日間、一緒に介助していた職員を同五日間、常務理事と苑長を減給10%(一カ月)、主任ヘルパーを減給5%(一カ月)などとする処分を決定。第三者を含む調査委員会でさらに詳しく調査することを決めた。 玉川苑長は「決してあってはならないこと。おわびしようがなく本当に申し訳ないことをした。再発防止に努めていきたい」と話している。