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ホームヘルパー2級では仕事ができなくなる? | |
2005年秋、結構驚くニュースが入ってきたことを覚えているホームヘルパーさんたちも多いことと思います。私も大変驚きました。
厚生労働省は今後、介護職の資格要件を変えていくというニュースで、2006年度から介護職員基礎研修がスタートするというニュースでした。このニュースを聞いて「ホームヘルパー2級だけでは仕事ができなくなるの!?」と思ったホームヘルパーさんは多かったはずです。というか、私もその一人で、私の周りも軽くパニック状態でした・・。 ■今後、どのような資格要件になるか ホームヘルパー2級講座修了後・・ 介護職員基礎研修修了し、 ↓ 介護福祉士資格を取得すること が必要になる、ということらしく。 「介護職員基礎研修」は、ホームヘルパー2級と介護福祉士資格の中間資格にあたるものと考えて良さそうです。 この「介護職員基礎研修」には360時間の講義と演習に加えて、140時間の実習が含まれることになっているようです。合計500時間。ただ、実務経験があれば、この条件が変わります。 ■実務経験1年未満 ★ヘルパー2級修了者 演習・講義 210時間(140時間免除) 実習:140時間(免除なし) 計350時間 ★無資格の場合 演習・講義 360時間(免除なし) 実習 140時間(免除なし) 計500時間 ■実務経験1年以上 ★ヘルパー2級修了者 演習・講義 150時間(210時間免除) 実習:免除 ★ホームヘルパー1級修了者 演習・講義 60時間(300時間免除) 実習:免除 ★無資格の場合 演習・講義 300時間(60時間免除) 色々なニュースを拾っていくうち、すぐにホームヘルパー2級の資格だけで仕事ができなくなるわけではないらしい、と知りました。 この介護職員基礎研修という制度を設け、ホームヘルパー2級と介護福祉士資格の中間資格として位置づけ、最終的には介護者には介護福祉士資格を取得させたい、という国の思いはあっても、その猶予期間は数年に及びそうです。 実際、介護職員基礎研修は2006年度からの導入が決まっているものの、その詳細はまだ出てきていません(※この記事を書いている時点で2006年6月です・・)。 ただ、こういう一連のニュースを聞き、いずれ早い段階で介護福祉士資格をとっておかなければ、現場での仕事ができなくなる、やりづらくなるということはよく分かりました。 介護者としてやっていくのであれば、介護福祉士資格はいずれ必要だとは思っていたんです。ですが、のんびりもしていられないな・・と思いました。 いや別にのんびりしておこうとは思っていなかったんですが(笑)、福祉系の制度が目まぐるしく変わっていく中で、介護者が最終的に最も求められるのは介護福祉士資格取得だ、というのはすぐに理解できました。 なので、介護福祉士資格をできるだけ早く取ろうと思った次第です。でないと、不安な日々が続きそう・・。 ★管理人チェック★ 介護の仕事が2年目半であるとか、3年目に入りそう・・という方は、介護職員基礎研修を受講することを考えるよりも、上位資格である介護福祉士資格を取得する方が早道です。 2年目くらいに入ってきたら、つぎの介護福祉士試験に向けて介護実績を積むとか試験対策をしておく方がいいと思います(みなさんそう考えているとは思いますが・・)。 |
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